この作品では、森や庭の茂みに住んでいる妖精の棲家を描いています。妖精の姿形はこの絵の中では描かれていないので、彼らが実際どのような姿なのかは分かりません。しかし、彼らの住居の頂点には、妖精一族が代々受け継いできた大切な家紋旗が翻っています。このことから、この妖精たちが先祖を敬い大切にしている様子が推測できます。また、妖精たちの家を支えている土台は、絵の下方に描かれている小さな樹木の数々です。妖精たちは、この樹木の支えによって家を維持することができており、これらの樹木が無くなってしまうと住処を失ってしまいます。それを理解している妖精たちは、自分たちの家を支えてくれるほど大きく育ってくれた周囲の木々に感謝し、その成長までの長い年月を木々と共に過ごした自分たちの先祖を木々の中に感じとります。